あちゃー

小さいころ本を読むのが好きだったから、なんか文章を書いてやろうと考えブログを始めた・・・はずが、一行も書くことなく何年も放置していた。

 

よくよく考えてみたら本当に本が好きだったのか怪しい気がする。

 

小さいころ、たしかに平均的なこどもよりは本を読んでいた。だがその原動力は「本の登場人物に乗っかって空想する」ための「オカズ」を探すため、だった気がする。

 

なにせ私は小さいころ、想像力のオバケのような子どもだった。ひたすらいろんな空想にひたり、常人にはよくわからない物語を紡いではそこにどっぷり浸っていた。

本来の物語では主人公がつまずいたりする(そこがお話のミソだったとしても)部分は排斥し、超人的なパワーと幸運をあわせ持つ主人公=私が爆発的なパワーで邁進して何もかもうまくいく…というような空想をガンガンしていた。

 

例えばもし当時の私がシャーロック・ホームズにあこがれて、自分が名探偵であるような空想をした場合。

アメリカでおこった連続殺人を解決してもらうため、FBIがヘリで召喚に来る。自分をめぐってFBIと日本の警察がスカウト合戦をはじめる。しかもバイオリンの名手で、サッカーはJリーグからスカウトにくるレベル、数学オリンピックにもでてしまう。しかも自分に恋い焦がれて追いかけてくるアイリーン・アドラーみたいな女もいる、みたいな感じだ。

(たいして頭のいいこどもではなかったため当時こんなに具体的な想像はできなかったが)

 

小さいころならそれでよいだろうが、中学生くらいまではその妄想癖が抜けず、高校生になってもうっすら残っていたような気がする。そんな人間が小説やら漫画やらの細かい陰影などわかるはずもない。

そんなおおざっぱな人間が本が好きとはちょっといえないだろう。文章だって書けるわけがない。おまけに社会人になってもきちんとした書類を作るような機会などほとんどなかった。だからたまに文を書くとなんだかくどい。同じ意味の言葉を何度も使っていたり、自分の中で言いたいことが完結しているので主語が一体何で、どうしたらその文章の次にその結論がくるのかも理解不能な文章が次から次へと吐き出されていく。

 

今回ブログを始めたのは、そう、文を書くのが得意(かもしれないから)ではなく、少しまとまった文章を書かないと

 

まじでやばい

このままだとまともな日本語の文を書かないまま、一生を終わってしまう(まあ困りはしないけど)

 

と思うようになったからだ。

 

というわけでとりあえず作文教室的な感じで始めようと思う。